書籍CDカスタマーレビュー
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CD制作のきっかけ・ねらい
  1. 小さい頃、歌で覚えたことは忘れない
  2. 「やさしい英語のうた」を、自分で作ろう!
  3. 「日本人の英語」にふれた経験を活かして

2.「やさしい英語のうた」を、自分で作ろう!

最初は、自分で作詞作曲をしようとは思っていなかったんです。英語の基礎を学べるような「やさしい英語の歌」を探しました。

でも、いくら探してもないんです。意外かもしれないけど、子どもが英語を覚えるのに役立つ「やさしい英語の歌」は、ほとんど存在しない。「Happy Birthday To You」とか「Ten Little Indians」くらいかな。

たとえば「きらきら星」。「Twinkle Twinkle Little Star」はいいけど、次の「How I wonder what you are」なんて、高校生の英語で、小さい子には難しい。「ロンドン橋」なら「My fair lady」って何だ?と、そこでわからなくなっちゃう。どうしてもっと易しい、「Ilike ice cream.」「I want a dog.」「I have a brother.」「I love Mommy.」みたいな歌がないのかな、と思いました。

あるとき、英語教材を制作している会社の社長と知り合う機会があったので、きいてみたら、やっぱりそういう歌はないそうなんです。子ども向けの英語の歌のCDは、マザーグースがほとんどだと。

さいわい私は、英語でも日本語でも詞が書けるし、作曲もできるので、自分で作っちゃえばいいと思ったんですね。

それで、6か月くらいかけて、毎日毎日歌を作りました。職人みたいでしたよ。自宅の部屋の1つを仕事部屋と決めて、楽器やパソコンなどを持ち込んで、ワイフに「では、今日も歌を書きに行ってきます」って具合でね(笑)。

歌を作るにあたって、英語教材制作会社の社長からアドバイスされたのは、何か目的のある歌を作ったらどうか、ということ。
たとえば、足し算が覚えられる歌、体の部分を教える歌、「Head,Shoulders,Knees and Toes」が人気だけれど、あの1曲しかないからって。それから、「〜して」っていう命令形の歌……アイデアをもらったことで、方向性が決まりました。

それは、「英語の発音を聞かせ、英語の基本となることを、歌を通して自然に覚えられるようにする」ということです。

 

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